プロ野球パ・リーグ覇者ソフトバンクが、DeNAとの日本シリーズに対戦成績2勝4敗で敗れ、日本一を逃した。
2連勝からまさかの4連敗で日本シリーズ敗退
日本シリーズは2024年10月26日にDeNAのホーム、横浜スタジアムで開幕。ソフトバンクは初戦を5-3で取ると、第2戦は6-3で勝利し、敵地で2連勝を飾った。
ところが29日から舞台をホーム福岡に移すと、日本シリーズ2試合で11得点の打線が沈黙した。第3戦を1-4で落とすと、第4戦は0-5、第5戦は0-7で大敗。2試合連続完封負けでホーム3連敗を喫し、DeNAに「日本一」王手をかけられた。
背水の陣で臨んだアウエーでの第6戦。先発・有原航平(32)が3回につかまった。先頭・筒香嘉智外野手(32)にソロ本塁打を浴び、その後、桑原将志外野手(31)のタイムリーで計3点を失った。
チームは4点ビハインドの4回に2点を返すも、5回に7点を失い、流れはDeNAに大きく傾いた。結局、ソフトバンクは5回以降得点できず2-11で大敗。2連勝からの4連敗で日本シリーズを終えた。
「3つ負けられるなんて考える監督はおらんよ」
試合後、インターネット上では小久保裕紀監督(53)の過去の「発言」が大きな注目を集めた。
話題となったのは、小久保監督が初戦の試合後に発したコメントだ。
勝利監督インタビューで小久保監督は、「チームとしても日本シリーズで繋いできた白星が13連勝になりました」との質問に、「いや、3つ負けられるのが日本シリーズなんで、あまりそこは気にせず一戦一戦やっていきます」と答えた。
2連勝からまさかの4連敗という結果に、一部のファンは怒りの矛先を小久保監督の発言に向けた。
Xでは「短期決戦『3つ負けられる』は言っちゃアカン」「ホンマに余計なこと言ってるなと思ってた」「3つ負けられるなんて考える監督はおらんよ」「一戦必勝でとにかく目の前の試合を勝ちに行くベイスターズと全然姿勢が違った」「3つ負けられるというのが随所に見られた采配だったなぁ」などの声が寄せられた。
スポーツ紙の報道によると、日本シリーズ敗退が決まった試合後、小久保監督は「敗戦の責任は全て僕にある」と潔く認めたという。