当事者同士が成立していても、周りで見ている人間が......」
影山教授は、大学の自身の授業でこの「炎上」について取り上げた際、学生たちから
「当事者同士が成立していても、周りで見ている人間が、『これは不快だわ』とか『これはじいじりじゃなくていじめだ』と思ったらそれはアウト」
といった意見が出て、影山教授もこれに同意したという。今回の「炎上」について、「ましてやメディアの仕事としてYouTubeに公開してオープンにしているわけですから、(今回のフジテレビの一件は)大いに反省すべきことだと思います」とみる。
テレビ業界ではかつて、新人を成長させるために先輩があえて「いじる」ようなことはよくあったとする。しかし、現代はそれが当たり前ではなく、影山教授は今回の「炎上」の要因について、「80年代、90年代に当たり前だったことが今は当たり前じゃないという認識が、テレビ局内のスタッフに全く足りていない」と指摘した。