ウェブトゥーンを中心に、動画・ゲーム・ドラマのメディアミックス展開が進む
――なるほど。今後、ウェブトゥーン業界はどう展開していくと考えていますか。
調査担当者 今年5月にはジャンプの縦読みマンガ「ジャンプTOON」のサービスを開始しました。さらに10月、NTTドコモがウェブトゥーンのスタジオを買収するなど、業界では動画やゲーム、ドラマなどのメディアミックス展開が進んでおり、1つの作品がさまざまな形で広がっていくことが楽しみです。
――今回の調査で特に強調しておきたいことや、自分でも面白いと感じたことがありますか。
調査担当者 今年11月1日にも「わかっていても」という作品が、韓国に続き日本でも横浜流星さん主演のテレビドラマ化が発表されたばかりです。ウェブトゥーン原作のドラマ・映画作品が目白押しの状態で、関心がさらに高まっています。
私自身がウェブトゥーンを読み始めたきっかけも、「女神降臨」です。この作品が実写ドラマ化された際、まだ原作が完結していなかったため、結末が気になり読み始めました。
近年、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、Huluといった配信サービスや地上波での映像化が進んでおり、オリジナルのウェブトゥーン作品が映画やドラマとして忠実に再現されています。ウェブトゥーンは世界中でファンを増やしており、「ひまつぶしメディア」の1つとして今後も浸透していくのではないでしょうか。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)