投票所で子どもに「記念証」...栃木県選管の取り組みに「素晴らしい」の声 「子連れ投票」促進する理由は

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   2024年10月27日に投開票された衆員選は、与党が過半数割れという大波乱の結果となった。だが、総務省の発表によると、実は投票率は前回を下回る53.85%だった。そのような中、子どもへの啓発のため、大人と一緒に投票所へ行った子どもに「記念証」を配布する、栃木県選挙管理委員会の取り組みが注目を集めている。

   

  • 選挙投票(イメージ)
    選挙投票(イメージ)
  • 栃木県選管が配布する記念証。こたきさえ@イラストレーター(@kokokotaki913)さん提供
    栃木県選管が配布する記念証。こたきさえ@イラストレーター(@kokokotaki913)さん提供
  • 選挙投票(イメージ)
  • 栃木県選管が配布する記念証。こたきさえ@イラストレーター(@kokokotaki913)さん提供

子どもたちは「嬉しそうに文面を音読」

   発端となったのは、イラストレーターのこたきさえさんのX投稿だ。子どもと一緒に選挙に行ったところ、投票所で子どもがもらったとして、「記念証」と書かれたカードの写真を投稿した。

   記念証には、県マスコットキャラクターの「とちまるくん」と、明るい選挙推進協会のイメージキャラクター「めいすいくん」のイラストとともに、

「あなたが18歳になり、自分の考えで投票するようになることを願っています」

   とのメッセージが記載されている。この投稿が、「素晴らしい取り組み!」「うちの市でもこれ配ってほしい」と注目を集め、9万の「いいね」がついた。

   10月28日にJ-CASTニュースの取材に応じたこたきさんは、小学4年生と1年生の子どもと投票に行ったといい、子どもたちは「嬉しそうに文面を音読していました」と明かした。さらにその日の日記には「今日はお母さんと選挙に行ってカードをもらいました。私も18歳になったら投票してみたいです」と書いていたという。

   学校から親子で投票に行くことを勧めるチラシも配布されていたため、「子連れでも安心して投票に行けました」という。この取り組みについて、「若い世代が当たり前に投票に行く未来のために有効な取り組みだと思います」と感想を明かした。

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