乳がんで闘病中のタレント・梅宮アンナさんが、右乳房全摘手術を前に、現在の心境をインスタグラムでつづった。
「一瞬で風景が変わり、別次元に行かされた感じかしました」
梅宮さんは2024年8月にステージ3Aの乳がんであることを公表。SNSでは治療の様子を日々伝えており、11月に右乳房全摘手術を受けることを明かしている。
梅宮さんは10月27日の投稿で、「昨日はフジテレビのとある番組のインタビューでした 手術前に。。これからの私を追い映像に残します」と切り出し、ウィッグの制作風景や娘、知人との2ショットなど、近ごろ撮影した写真をつなぎあわせた動画を公開。がんを公表してから、今までに受けたことがなかった分野の仕事も舞い込むようになったといい、「私のやりたかった事が日々形になって行っています」と伝えた。
がんが発覚した瞬間を、「一瞬で風景が変わり、別次元に行かされた感じかしました」と振り返る。中でもこたえたのは、「抗がん剤治療で髪の毛がなくなると言われた時」だという。「がんになったことより髪の毛がなくなる方が悲しかったと感じたのも事実でした」とも明かした。
「失望、絶望感を与えない様にするのが私の役目かなって。。」
髪を失うことに恐怖を抱き、当初は「インターネットや、本も沢山観て色々観て色々学んでいきました。初めは、どうにか、髪の毛がなくならない方法ないかなーって」と模索していたそうだが、次第に諦めがついたといい、「私の世の中に公表する表現法の中に、決して髪の毛がない姿を見せるのはやめようって直ぐに決めたの」と心境の変化をつづった。
そう決意を固めた理由を、梅宮さんは「自分が恥ずかしいとか変だとかではなく、私の後に続く方々に少なくとも、失望、絶望感を与えない様にするのが私の役目かなって。。」としている。
梅宮さんは、がんにかかる人が多い一方で、病気に関する情報が「意外と知られていない」現状について、「言わない方も多いので、相手も自分も、世の中も育たないのが現状ではないかなーと」と私見を示す。「この先5年、10年先今より世の中も進化をして、薬も進化していく事でしょう」としつつ、自身のSNSを日記ではなく、情報発信の場として活用すると伝えた。
「世の中の為に、人の為に生きていけたら幸せです」
ウィッグを着用する日常について、「今は、泣いていた私も髪の毛がない自分に慣れて、シャワータイム5分 ドライヤー無し!! 朝が楽になりましたよ~ そしてウィッグがあるからだ大丈夫~ってなりました」とポジティブに伝えている。
現在は、取材や連載記事、テレビ出演など、仕事に精を出している。「乳がんは、身体のがんの中で唯一自分で発見できると言われていますが、浸潤性小葉癌と言う、全体の5%のがん。これは、見つけにくいモノでもあります。発見した時には、既に治療内容がフルコースでした という事は。時間もお金もかかります」としており、仕事を休む暇もないそうだ。
とはいえ、「仕事しながらの方が色々出来て私は幸せなんです。。世の中に出て、新しい出会い、新しい仕事、新しい人との繋がり、自分も成長できるのだから」と現状に満足している様子で、「世の中の為に、人の為に生きていけたら幸せです」と締めくくった。