トラック運転手に対し、「適正かつ厳正に処遇」
この男性の投稿によると、自宅近くの交番に行ったところ、トラックと接触した茨城県内の警察に行くようにアドバイスされた。
男性は10月29日、警察から電話があり、トラックの運転手が出頭してきたと告げられたとし、再び投稿した。そして、運転手は、電話に出て男性に謝罪したというが、男性は、警察に被害届を出す考えを明らかにした。
動画には、トラックの側面に書かれた運行会社名が映っており、この会社「松本鶏園」(横浜市)の社長は同日、「お詫び」と題して会社の公式サイトで説明した。同社は、関東や東北でひよこを生産・販売する事業所をいくつか運営している。
その説明によると、トラック運転手の従業員はこの日、会社役員と一緒に茨城県警の笠間署に出頭し、事情聴取を受けた。その際に、この従業員は相手と直接話したという。相手から叱責され、従業員は謝罪したとしている。
そのうえで、「被害にあわれた方におかれましては弊社として誠意をもって対応したいと考えており弁護士をとおして今後の対応についてご相談させていただく所存です。また当該従業員については弁護士と社会保険労務士の先生方と協議の上適正かつ厳正に処遇いたします」とした。
最後に、「今回の出来事は一歩間違えれば重大かつ深刻な事故になりかねない事案でありコンプライアンスの観点からも全く許される行為ではありません。今後は弁護士や社会保険労務士また各方面の専門家の先生方のご協力のもと原因を究明し再発防止に取り組んでまいります」などと締め括っている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)