巨人・菅野智之が今オフに海外FA権を行使し、メジャーに挑戦する意向を表明した。
20年オフのポスティング移籍は、契約合意に至らず
昨季(2023年シーズン)は4勝8敗と自己ワーストの成績に終わり、「限界説」がささやかれたが、今季(2024年シーズン)は見事に復活した。
開幕から先発ローテーションで稼働し、24試合登板で15勝3敗、防御率1.67をマーク。最多勝、最優秀勝率に輝いた。菅野の活躍なしに4年ぶりのV奪回は達成できなかった。
直球は常時140キロ後半と全盛期に比べて球は落ちたが、スライダー、カットボール、ツーシーム、フォーク、カーブと精度の高い変化球で打者を打ち取る。得点圏に走者を背負っても決定打を許さない。
菅野は20年オフにもポスティングシステムでメジャー移籍を模索したが、当時はコロナ禍で各球団の財政状況が厳しく、条件面で好待遇を得られなかったため契約合意に至らなかった。