国語の教科書でもおなじみの絵本「スイミー」をモチーフにした「スイミーグミ」が注目を集めている。SNSでは、絵本の名シーンで登場する「大きな魚」を再現して楽しんでいる人が多いようだ。
販売するファミリーマートは、グミを複数袋使用することで「大きな魚を作成いただけると思います」としている。
「子供の時に戻ったような気持ち」で遊べると好評
スイミーグミは、コーラ味の「スイミーグミ(黒い魚型)」が1つと、アップル味の「赤い魚型グミ」が複数入ったグミだ。
オランダ出身の絵本作家レオ・レオーニ氏による絵本「スイミー」では、仲間の中で唯一黒いスイミーが、
「そうだ。みんないっしょに およぐんだ。海で いちばん 大きな 魚のふりをして」
「ぼくが、目になろう」
と呼びかけ、仲間で協力して天敵である大きなマグロに対抗するシーンがある。「スイミーグミ」は、このシーンを再現できるようになっているのだ。2024年10月22日から全国のファミリーマートで先行販売されている。
Xでは発売日からさっそく、名シーンを再現した写真を投稿する人が続出。写真を投稿した絵本のファンというあるXユーザーは、「普段は食べ物で遊ばないようにしているが、これは公式が並べて食べるのをオススメしてくれたので、子供の時に戻ったような気持ちがして楽しかった!」という。
前回はチロルチョコでコラボ「絵本の購入層の親和性が高い」
もっとも、「大きな魚」を作るには1袋では足りないという声も。「1スイミー」は2.5袋使ったという声もあった。
販売するファミリーマートは、何袋で「大きな魚」を作ることを推奨しているのだろうか。
取材に応じた広報部報道グループの担当者は、「1袋でも魚の形になりますが、複数個使用いただくと大きな魚を作成いただけると思います」と回答した。
実は、スイミーとのコラボ商品は2回目。1回目は、24年3月にファミリーマート限定で発売された「チロルチョコ〈スイミー ストロベリー&まっくろバニラ〉」だった。
スイミーとコラボした理由について、前出の担当者は「チロルチョコの購入層と絵本の購入層の親和性が高く、絵本発売から60周年で幅広い世代から愛される絵本である『スイミー』を選定させていただきました」と説明。これが好評だったことから今回、「成長市場のグミカテゴリーで絵本の世界観を表現したグミを商品化」したという。
スイミーグミ ガチ勢のみなさんに教えておきたいのですが、1スイミー2.5袋でできました?? 5袋買えば2スイミー 10袋4スイミー pic.twitter.com/dGNAnKuYsD
— 概念のチワワ (@ptpt_mtt) October 22, 2024
スイミーグミ買ってきたけど普通に足りなかった pic.twitter.com/GalO3FOKVI
— ミズマギア(みずまる) (@mizumagia) October 22, 2024