国連人権理事会からも厳しい指摘
番組では、その後、東山氏が中谷さんの墓を訪れ謝罪した旨を伝えた。一方でXでは、補償本部長の態度に批判が集まった。SMILE-UP.社の、被害者に対する姿勢を疑う声も出た。
放送から5日後の10月25日、SMILE-UP.社はウェブサイトで、こう報告した。
「弊社は本件を重く受け止め、補償業務体制の一部を変更すべく、当該補償本部長の任を解くと共に新たに補償本部長を任命し、補償本部における業務の実施体制を見直すことといたしました」
今年6月、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会は、ジャニー喜多川氏による性加害問題に対する被害者救済について、「道のりはまだ遠い」と指摘している。