保育園がタイミーで「DJ募集!」のなぜ 園長に聞くと...子どもから大好評「DJさんの方を見て『どや』って...」

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保育士は「表現者」と考えるとタレントと同じ

   こうした取り組みを始めた背景には、猪原さんの子どもたちに対する強い思いがあった。

「子どものためと言いながら親の方が強い、というのがイヤで。子どものために僕ら大人が成長する姿を見せよう、僕らが楽しいことをどんどん子どもたちと一緒にやっていこう、というスタンスでやっています」

   もともと保育や教育関係の仕事出身ではないという猪原さん。10年ほど飲食業をしていたほか、過去には芸能事務を立ち上げようと活動していたこともあった。

   保育園で働き始めてから、子どもの前で歌い踊り、本を読み楽器を弾く保育士は、「表現者」と考えるとタレントと一緒だと感じている。

「だったら保育士さんたちにできない表現者のところに(子どもたちを)連れていった方がいいなと思いました。いろいろな趣味、特技を持っている人をタイミーで探して呼んでこよう、というのが最初でしたね」

   西新ぶんか保育園ではDJ以外にもクラシックのダンサーを招いたこともあり、日常的にこうしたゲストを招く。それ以外にも、月に1回、「園外保育」として美術館や博物館、観劇などに子どもたちを連れて行く。

   子どもたちには「働く大人の背中を見せたい」――。猪原さんはそう話す。

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