山際大志郎氏「旧統一教会とは断絶」繰り返すが Xの返信欄は制限、メディアはブロック

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   衆院選(2024年10月27日投開票)も大詰め。神奈川18区(川崎市中原区、高津区)では、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)との関係が表面化し、大臣を辞任した山際大志郎氏が、自民党から立候補している。

   自身の公式ウェブサイトには「統一教会とは断絶」を掲げ、選挙戦に臨んでいる。一方で、公式Xの返信欄はコメント書き込みを制限。選挙区での街頭演説では、旧統一教会問題には触れていないとの報告もある。

  • 山際大志郎氏(写真:アフロ)
    山際大志郎氏(写真:アフロ)
  • 神奈川18区の候補者の顔ぶれ
    神奈川18区の候補者の顔ぶれ
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  • 神奈川18区の候補者の顔ぶれ

Xの返信制限は神奈川18区候補者で唯一

   山際氏が旧統一教会との関係を指摘されたのは、同氏が経済再生担当相だった22年。当時の国会や報道の映像を見ると、現教団総裁・韓鶴子氏や関係者と一緒に写った写真についてや、教団のイベントに出席した点について何度も問われている。

   だが、「記憶が定かではない」「(記録に)載っているのであればそうなのではないか」「資料は残っていないので、マスコミ等の報道を見ながら、自分で『出席したんだ』と」など、歯切れの悪さが目立った。

   同氏はその後、閣僚を辞任した。

   それから2年。山際氏は再選を目指し出馬した。公式Xを見ると、遊説の様子が投稿され始めたのは24年10月19日以降。有権者に笑顔を向け、選挙カーの横でマイクを持つ写真が公開されている。そしてしばしば、投稿文には「旧統一教会とは断絶」という言葉が書かれている。

   気になるのは、山際氏のXは他のユーザーからの返信を制限している点だ。神奈川18区からは5人が立候補し、全員がXのアカウントを持っているが、山際氏以外の4人は返信欄を開放し、誰でもコメントできるようになっている。山際氏のみ、自身がフォローしているか、特定のアカウント宛てにポストした場合にそのアカウントが返信できる「規制」をかけている。

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