「レスキュー、レスキュー」USJのショーで緊迫シーン 女性キャストが「軽いケガ」、一体何があったのか

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   スタントショーに出演した外国人女性のキャストが、ジップラインで滑走後にどこかに体をぶつけ、急に立てなくなって...。

   大阪市内の人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で、こんなハプニングがあってショーが中止になったと、Xで動画が投稿され、心配する声が寄せられている。

  • ジップラインを降りる女性キャスト(赤砂@red_snufkinさん投稿の動画から)
    ジップラインを降りる女性キャスト(赤砂@red_snufkinさん投稿の動画から)
  • 赤砂@red_snufkinさん投稿の動画から
    赤砂@red_snufkinさん投稿の動画から
  • ジップラインを降りる女性キャスト(赤砂@red_snufkinさん投稿の動画から)
  • 赤砂@red_snufkinさん投稿の動画から

ジップラインを滑車で降りた後、背中側が壁にぶつかって?

   そのショーの最中、敵との戦いの後に登った塔の上から脱出しようと、女性キャストは、海のエリア沿いに架けられたジップラインの滑車につかまり、向かい側の塔へ滑り降りていく。

   「オオ~~~!」。大勢集まった観客から、そのスリルに驚く声が上がる。女性キャストは、塔の上部にある台の上に降りると、跳ね上がって、一瞬、背中側が壁のようなものに強くぶつかったかのような様子を見せた。すると、体の後ろに左手を当てた後に立ち上がり、両手を頭の上に乗せてしゃがみ込んだ。

   地上では、男同士の戦いが繰り広げられ、終わって2人が去っていくが、女性キャストは、塔の台の上でまだ座り込んだままだ。

   「レスキュー、レスキュー」。いきなり場内に業務放送が流れ、客向けのアナウンスも流れた。

「ただいま、ショーは中断しております。係の者が確認作業を行っておりますので、そのまま席に座った状態でお待ち下さい」

   その後、女性キャストのいる塔の下に、スタッフが次々に集まる。オレンジ色の担架らしきものを持ったスタッフもいた。スタッフらが塔の台まで登り、女性キャストに声をかける。体の状態などを聞いている様子だった。その間、場内では、繰り返し先ほどのアナウンスが流れていた。

   この動画は、人気アトラクション「ウォーターワールド」のショーを鑑賞していた「赤砂」さん(@red_snufkin)が2024年10月22日、Xで投稿した。偶然ハプニングの様子が撮れたといい、その後ショーは中止になったと報告した。

「ショーのキャストが少しつまずいてしまった」

   投稿された動画は、2000万回以上再生されており、拡散して女性キャストの容態を心配する声が相次いでいる。

   同じようにハプニングを目撃したという投稿もX上でいくつか見られ、複数の投稿によると、観客が退場するときに拍手を送り、女性キャストもそれに応えて手を振っていたという。

   ハプニング翌日の10月23日は、ウォーターワールドのショーでは、別のキャストが出演していたとの写真投稿もあった。

   一体どんな状況で、女性キャストが座り込んでしまったのだろうか。

   テーマパークを運営するユー・エス・ジェイの広報室は23日、J-CASTニュースの取材に対し、こう話した。

「ショーのキャストが少しつまずいてしまって、軽いケガをしました。事故ではありませんが、大事を取りまして、ショーは途中で止めています。詳しいことについては、お話はできません」

   キャストの労働環境については、次のように説明した。

「安全管理には気を付けていますが、動き回って演技していますので、ケガをすることもあります。様々な条件によってショーを止めることはありますが、最善を尽くしているつもりです」

   過去の新聞報道によると、ウォーターワールドのショーでは、18年6月に水上バイクの男性キャストの頭に別のキャストの足がぶつかったケースがあった。また、同年10月には、船が転覆してスタントマン2人が自力で脱出するハプニングが起きている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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