「本気のストレート直球勝負待ってます」
話題は、番組制作の姿勢にも及んだ。「そんな甘い認識で日本のテレビは作られたから、今のようになってしまったのでは」と茂木氏。この点と公共放送としての使命は関連している、と茂木氏はいう。NHKについては「視聴者を舐めている、人間を舐めていると思うんですね。本気で世の中に向き合っていない」と苦言を呈した。
NHKのほとんどの番組は「質的に見れない」「見る気が起こらない」。それで視聴率が取れているのであれば、「舐めてるとしか思えない」「日本全体が舐められちゃってる」とも話した。
「僕はエンタメの質の問題を問うてるんです。才能なんかないじゃん、ジャニーさん。一生懸命やったんだろうけど、まがい物だったよね、というのが正直な感想です。僕が読み取れていないのかもしれないけど」
茂木氏はジャニーズやNHKだけでなく、日本社会全体の問題だとし、反省を促した。忖度を積み重ねた結果、エンタメが「ジャニーズのような、僕から言えば二流以下のエンタメが日本にのさばったと僕は思ってます」と苦言。「それが日本なら、日本は変わらないといけないと思うわけ」と見解を述べた。
もっとも、公共放送としてNHKへの期待は大きい。「猫撫で声でなんか言われてもこっちは心を動かされないよね。本気のストレート直球勝負待ってます」「本気のNHKを一度ぐらい見たいなって俺は思います」と締めくくった。