FA注目の阪神・大山悠輔、権利行使なら争奪戦必至 球界OBが指摘した「喉から手が出ている球団」は

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   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年10月22日にユーチューブを更新し、国内フリーエージェント(FA)権を保有する阪神・大山悠輔内野手(29)に言及した。

  • 阪神の本拠地・甲子園球場
    阪神の本拠地・甲子園球場
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「大山には行くところはいっぱいある」

   白鷗大学出身の大山は、16年ドラフト会議で阪神に1位指名され入団。ルーキーイヤーの17年シーズンは75試合の出場に留まるも、18年シーズンから24年シーズンまで7年連続で100試合以上出場している。

   昨シーズンはチームの主砲として143試合に出場し、打率.288、19本塁打、78打点を記録し、38年ぶりの日本一に貢献した。

   今シーズンは開幕直後の4月に国内FA権を取得。打線の軸として130試合に出場し、打率.259、14本塁打、68打点を記録した。

   チームはリーグ2位でクライマックスシリーズ(CS)に進出するも、ファーストステージでDeNAに2連敗を喫し、ファイナルステージ進出を逃した。スポーツ紙の報道によると、大山はFA権を行使するかを熟考するという。

   大山のFAに関して、高木氏は「(23年に)優勝したときに全試合4番を通したという実力である」と評価し、次のように予想した。

   「だから(権利を行使すれば)引く手あまたになることは間違いない。楽天しかり、西武しかりロッテも欲しいだろうし。DeNAだって(欲しい)。カープは喉から手が出ているよ。それぐらい欲しいだろうし。だから行くところはいっぱいある。オリックスだっていいと思う。交渉に入ったらマネーゲームになる」

「大山が行ったら広島は喜ぶ」

   高木氏が「喉から手が出ている」とした広島は、今シーズン4番を固定できなった。チーム打率.238はリーグ最下位で、9月の失速は打撃低迷がひとつの要因となっている。

   このような背景を踏まえ、高木氏は「(広島は)ファーストというよりも、4番という(打線の)軸という意味では、大山が行ったら広島は喜ぶ。大山を軸に考えられるようになる。(大山は)性格的にも真摯でジェントルマン。一生懸命やってくれる。4番が1塁まで全力疾走を怠らない。スキのない選手」とした。

   大山の人柄を高く評価する高木氏は、こう続けた。

   「将来的に考えたら阪神の監督をできる子。性格的にも野球に対しても真摯に取り組む姿も。英才教育を与えていくと、いい監督になると思う。これを阪神は手放さないほうがいいし、大山も出ない方がいいと思う。残った方がいい」

   スポーツ紙の報道によると、今シーズンリーグ優勝を果たした巨人が、大山がFA権を行使した場合に備えて獲得調査を進めるという。

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