回転寿司チェーン「スシロー」の東京・秋葉原にある店舗について2024年10月中旬、使用済みの皿が複数回にわたり回転レーンに流れてきた、との目撃情報がXで拡散されている。
広報は取材に、事実だと認めたうえ「お客さまにご不快な思いをおかけしましたこと、お詫び申し上げます」などと伝えた。
「ルールが分からず悪気ない行動だったのかな、と」
発端はスシローを訪れたXユーザー・@furo_manjiさんが17日、他の客のマナーの悪さに不快感を示したこと。「は?使用済みの皿が無限に流れてくるんだが?」と訴え、外国人客による行為ではないかと推測していた。
公開された現場写真をみると、本来は寿司を運ぶはずの回転レーン上に、醤油や食べカスで汚れた皿、使用済みの割りばしやゴミが次々と流れている。なかには重ねられた皿も。
投稿は1万2000件超リポストされ、「マナー悪すぎですね」「衛生的にもよくない......気持ち悪い」などと波紋を広げている。スシローでは客が食器を片付ける必要はないはずだが、ルールを勘違いしたのだろうとの声が上がる一方、無銭飲食狙いや嫌がらせを疑うユーザーもでている。
投稿者は21日、J-CASTニュースの取材に対し、東京にあるスシロー秋葉原駅前店での出来事だったと明かした。17日15時ごろから30分間ほど滞在したといい、「その間に店員さんが必死にレーンの使用済み皿を回収しているのが見受けられました」と振りかえる。
また、「秋葉原なので外国人が多く来ますし、回転寿司というのは日本の文化?だと思うのでルールが分からず悪気ない行動だったのかな、とは思います。なにかの対策につながることを願っております」と述べた。自身は皿を流した客を特定していないものの、当時、店は満席続きで外国人客が9割以上を占めているように見えたという。
スシローに詳しく聞いたら...
スシローを展開するFOOD & LIFE COMPANIESの広報課は22日、「本件については把握しております」と取材に答えた。店の対応については「当日その場にて、従業員より口頭にてお伝えしております」という。
当該客は外国人だったか、そして発生原因は、「詳細につきましては、回答は控えさせていただきます」とした。
同様の事案を防ぐための施策はあるのか。訪日外国人客が多い店舗において、多言語で張り紙や口頭注意などをしているのか。また、今後の再発防止策について、広報課に尋ねたところ、「一部の店舗において、使用方法について日英での掲示をしております。今後も、安全安心にご利用いただけるよう、努めてまいります」と説明した。
今回の件で、「お客さまにご不快な思いをおかけしましたこと、お詫び申し上げます。今後も、より安全安心にご利用いただける店舗運営を目指してまいります」と述べた。