捨てた「ポテチの袋」からサングラス作る アイデア勝負のスタートアップたち【ドバイ・GITEXリポート】

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

チャレンジの熱量は高かった

   WITHOUTのように、ユニークなアイデアで地球規模の問題解決に取り組むスタートアップが、数多く芽吹いている。

   課題は、スケールするまでの持続性だろう。クライメートテックは、一般的なビジネスよりも成長までに時間がかかるモデルだ。

   前回の記事で触れた米投資家のショーン・オサリバン氏は、2024年10月13日のトークセッションで、自身の最初の起業では株式公開で大成功を収めたが、2社目では市場環境の悪化から苦い経験をしたことを明かした。たとえアイデアが優れていても、事業が長続きしない例は少なくない。

   同氏はスタートアップ経営者に向けて、「ベストを尽くし、会社の方向性について投資家と密にコミュニケーションを取ること」の大切さを説く。温暖化をはじめ地球環境の諸問題は、待ったなし。そこにチャレンジするスタートアップの熱量の高さを、GITEX「EXPAND NORTH STAR」では体感できた。

   ◇

   次回は、もう一つのイベント「GITEX GLOBAL」で注目した出展内容をリポートします。

1 2 3
姉妹サイト