井上尚弥VS中谷潤人戦は実現するのか? トップランク社幹部が明言「来年にも可能性」米メディア

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   米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(ウェブ版)は2024年10月20日、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)の特集記事を組み、WBC世界バンタム級王者中谷潤人(M・T、26)との対戦の可能性に言及した。

  • 4団体統一王者・井上尚弥(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    4団体統一王者・井上尚弥(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 4団体統一王者・井上尚弥(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「井上対中谷戦は理にかなっている」

   記事は「スーパースター井上尚弥と成熟した中谷潤人の戦いは25年に向けて『理にかなっている』」とのタイトルで公開され、井上を共同プロモートする米トップランク社のトッド・デュボフ社長のコメントを紹介している。

   同メディアの取材に対し、デュボフ社長は10月14日に行われた世界戦で防衛を果たした中谷ついて「素晴らしかったと思う。彼は目覚ましい成長を遂げている」と高く評価し、「もし井上戦が実現すれば、それは非常に理にかなっている。25年には実現する可能性がある」と明かしたという。

   井上の対戦候補に挙がる中谷は、バンタム級としては長身の部類に入る173センチのサウスポーで、WBO世界フライ級、スーパーフライ級を制し、24年2月に3階級目となるWBC世界バンタム級王座を獲得した。

   10月14日の防衛戦では、ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ、30)を6回TKOで下し、2度目の防衛に成功。これでプロデビュー以来負けなしの29勝(22KO)となった。

ボブ・アラムCEOは来年開催の青写真

   同メディアによると、デュボフ社長は14日の防衛戦を見て、中谷が井上の対戦相手としてふさわしいと判断したようだ。

   井上は4階級を制覇し、バンタム級に続いてスーパーバンタム級でも4団体王座統一を果たした。もはやスーパーバンタム級では敵なしの状態で、世界中のボクシングファンが井上の今後に注目している。

   井上は12月にWBO・IBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア、26)との対戦を予定している。スポーツ紙などの報道によると、井上はしばらくスーパーバンタム級に留まる構えで、中谷戦が実現するとすれば、スーパーバンタム級となりそうだ。

   複数の米メディアによると、トップランク社のボブ・アラムCEOは井上対中谷戦に関して、来年(25年)に開催する青写真を描いているという。当初、両者の対戦は時期尚早と考えていたデュボフ社長が、中谷の実力を認めたことで、対戦に現実味が帯びてきた。

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