なぜ好投の濱口遥大投手を代えたのか? 球団OB疑問符...「流れ変わると思った人たくさんいた」【セCS最終S第5戦】

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「濱口にバントさせても良かったのかなと思う」

    そして、フォードを代打に送り出した三浦監督の心境について、こう分析した。

    「濱口にバントさせても良かったのかなと思う。だけどフォードを(代打で)出して、勝負に行った。三浦監督は先手が欲しかったのだと思う。イチかバチかという言い方が正しいか分からないが、勝負に出た。三浦監督も、王手はかけているが、切羽詰まっている。圧迫感がある。早く決めなくてはいけないという焦りからフォードを出したのかなという気がする」

    試合は濱口が代わった直後の5回裏に動いた。2番手・山崎が先頭・中山に痛恨の1発を浴び、これが決勝点となった。

    高木氏は「球場にいるみなさん。テレビで見ているみなさん。『あれ?濱口代えるんだ』と思った人は、大半いたと思う」と交代の場面を振り返り、次のように持論を展開した。

    「これは流れが変わると思った人はたくさんいたと思う。その通りになってしまった。選手もいろいろ考えながら野球をやっているから、『代えるんだ』と思った人もいるかもしれない。結果が悪く出ると、『なんで代えてしまったんだろう』というような重い雰囲気は漂ったと思う」

    さらに、こう続けた。

    「DeNAはデータの中である程度、決め事をしている。だからそういうデータがあったにしても、こういう試合は気持ちもある。濱口は普段見せないくらいの気合を見せて、めちゃくちゃよかった。だから、代えることはなかったのかなと。ひとつだけ悔いが残る。1対0だから責められないけども。(フォードが)2ランでも打っていたら、称賛されるだろうけど。『よく代えたな』となるが、こういう負け方をすると、『あそこでの交代が』と言われがちになる」

    ファイナルステージ2連敗で、巨人に逆王手をかけられたDeNA。第6戦は、巨人が戸郷翔征(24)、DeNAはアンソニー・ケイ(29)が先発のマウンドに上がる。

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