【阪神】大山悠輔、FA行使なら争奪戦へ 補強ポイント合うのは...西武、オリックス、広島か

最もハマる球団は?

   最下位に低迷した西武は、リーグワーストの350得点と得点力不足が深刻だった。打率.212、60本塁打もリーグワースト。2ケタ本塁打に到達した選手が1人もいなかった。

   大山は茨城出身のため関東の球団でプレーすることを希望するなら、大きなアドバンテージになる。

   阪神と同じ関西に拠点を置くオリックスも打線強化が必要だ。

   今季はリーグ4連覇を狙ったが、5位に低迷。投手陣は奮闘したが、打線がつながりを欠いて見殺しにするケースが目立った。

   昨季、首位打者に輝いた頓宮裕真が打率.197、7本塁打、30打点と打撃不振だったのが大きな誤算で、一塁のレギュラーを固定できなかった。4番も森友哉、西川龍馬が担ったが、本来は3番や5、6番を担うタイプだ。大山を獲得できれば、「4番・一塁」で完全にハマる。

   9月以降に大失速して4位に終わった広島も、強打者の補強が最優先事項だ。

   チャンスメーカーは多いが、長距離砲は末包昇大以外に見当たらず迫力不足が否めない。大山が打線に入れば、得点力が大幅に上がる可能性がある。

   もちろん、阪神は大山の慰留に全力を注ぐだろう。他球団が熱視線を送る中、動向が注目される。(中町顕吾)

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