イギリスのボーイズバンド「ワン・ダイレクション」のメンバーだったリアム・ペインさんが2024年10月16日(現地時間)にアルゼンチンで死去した。31歳だった。複数メディアが報じている。
日本でも絶大な人気を誇ったグループメンバーの訃報に、悲しみの声が相次いでいる。
「薬物またはアルコールの影響を受け、攻撃的になっている男性がいる」
ワン・ダイレクションは、10年に行われた英オーディション番組「Xファクター」をきっかけに結成されたボーイズグループだ。世界的なヒット曲も多いグループだが、15年に活動休止。ペインさんはソロで活動していた。
現地時間の16日、ペインさんはワン・ダイレクションのメンバーでソロミュージシャンとして活動するナイル・ホーランさんのライブ観戦のために滞在中だったアルゼンチンのブエノスアイレスのホテルで、3階のバルコニーから転落し亡くなった。
ロイター通信が現地警察の話として報じたところによると、当時「薬物またはアルコールの影響を受け、攻撃的になっている男性がいる」との通報があり、駆けつけた救急隊員によって中庭に落下したリアムさんが発見されたという。
直接的な死因は明らかとなっていないものの、ペインさんはかつてインタビューでアルコール依存症や、精神的な問題を抱えていることを明かしていた。コロナ禍では、アルコール依存症の克服のため100日間の依存症回復プログラムを受けたとしていた。
不安定な状況にあることを明かしていたペインさんだが、24年3月には新曲「Teardrops」をリリースするなど、活動再開にも意欲をのぞかせていた。