ファミリーマート公式Xが2024年10月15日、名古屋市の人気中国台湾料理店「味仙本店」が監修した自社のカップ麺を用いて、湯切りした湯を別のカップ麺に使いまわす食べ方を公開した。
本来の味が損なわれるのではないかとして、投稿に対してXでは「失礼極まりない」などと冷ややかな目が向けられている。監修元はどう受け止めたのか。
「隣の社員がお湯沸かすの面倒だと言うので」
ファミマはプライベートブランド「ファミマル」で、名古屋名物・台湾ラーメンで知られる創業1962年の「味仙本店」とのコラボ商品を展開している。
6月に定番化された汁ありカップ麺「台湾ラーメン」は、累計販売数が100万食を突破したという人気ぶり。また10月15日には、湯切りが必要な「汁なし台湾ラーメン」が発売された。いずれも「味仙本店監修」と明記している商品だ。
ファミマ公式Xはこのカップ麺2種を用いて、汁なし商品の調理過程で湯切りしたお湯を、汁あり商品に注ぎ、スープとして使いまわす食べ方を写真で公開した。
投稿文では「味仙本店監修 台湾ラーメンを食べようとしていた隣の社員がお湯沸かすの面倒だと言うので #ファミマルカップ麺フェア #エコ」と伝えており、自社キャンペーンの紹介を兼ねている。
「味仙監修の味じゃなくなる」?
しかし、カップ麺の食べ方をめぐってX上では、「温度も低いし油分ヤバそう」「味仙監修の味じゃなくなる」「開発チームにもコラボ相手にも失礼極まりない」「少なくとも公式ポストする必要性が全くわからん」などとひんしゅくを買う事態に。味が変わったり、ぬるいお湯を注ぐことで麺がほぐれにくくなったりする可能性を指摘する声が相次いだ。
元々、カップ麵2種の間でお湯を使いまわす食べ方を想定して作っていたのだろうか。
J-CASTニュースが16日、今回の投稿をどう受け止めるか、味仙の今池本店に取材を申し込んだところ、「特にお答えすることはないので今回は取材をお断りさせていただきます」と伝えられた。
味仙本店監修 台湾ラーメンを
— ファミリーマート (@famima_now) October 15, 2024
食べようとしていた隣の社員が
お湯沸かすの面倒だと言うので#ファミマルカップ麺フェア#エコ pic.twitter.com/ewuEwyL5Dd