日大、「ミレービスケット」配布で違法薬物追放を啓発 アメフト部廃部から約1年...今後どうなる?

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アメフト部の後継団体の今後「まだ何も決まっておりません」

   このように違法薬物追放に励む一方、日大が、大麻使用に関与していない元アメフト部員や新入生のために整えた受け皿が「日本大学アメリカンフットボール有志の会」だ。

   「有志の会」の近況を尋ねたところ、日大広報部は15日、これまでに公表した内容として、5月中旬以降に問い合わせのあった報道各社に送信したとする文書を使ってJ-CASTニュースにも説明した。

   まず前提として、「有志の会」は4月に新設した競技スポーツセンターの「預かり」にあたり、アメフト部OBを現場監督に迎えたうえ、参加を希望する学生に対しては薬物検査や誓約書提出などを条件に大学施設の使用を認めているという。活動については下記のようにも記されている。

「一連の手続きを完了して、有志の会の一員として活動を開始することを認めた学生から順次、大学施設を使ってのトレーニング等を開始しておりますが、有志の会が置かれた状況に鑑み,全員での『発足式』のようなことは予定しておりませんし、まだ手続きを完了していない者が今後、有志の会に参加してくることも見込まれますので、いつが『活動開始日』という位置づけもしておりません。
今後、新たにアメフト部を創設できるかどうかは、本学が社会の信頼を回復するとともに、元アメフト部員らが大学内外の信頼を回復することが必要であるため、現時点において見通しをお知らせすることはできず、本学全体で真摯に努力するしかありません」

   一連の公表情報を伝えたうえで、日大広報部は取材に対し、これ以上の回答は差し控えるとした。

「有志の会の学生たちは、大学内外に厳しい目がある中で、必死に努力しているものと承知しておりますが、今後のことについては、まだ何も決まっておりません。ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします」(日大広報部)
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