水元公園(東京都葛飾区)について、不審者が出る、性被害に遭う可能性があり危険だなどとする情報がXで複数投稿され、大きな注目を集めている。
実際はどうなのか。公園を管理している水元公園サービスセンターはJ-CASTニュースの取材に、「事実かどうか判断しかねる」としている。
20年11月に公園内での性加害事件が発生
水元公園は、東京都葛飾区から埼玉県三郷市にまたがる広大な公園で、ドッグランやバーベキュー場、キャンプ場などを有する。池やはなしょうぶ園もあり、野鳥観察や四季折々の植物を楽しむこともできる。
Xでは、都内にある自然豊かな公園を「素敵」とする声が寄せられる一方、不審者が出る、事件化されていない性加害行為が発生しているといった真偽不明の情報が複数投稿された。夜に行くことは控えるよう呼びかける注意喚起のほか、中には昼でも危険だとする投稿も見られる。
これらの情報は2024年10月14日頃から投稿され、15日には「水元公園」が一時トレンド入りした。
水元公園で起きた性加害事件としては、20年11月、ジョギング中の女性にカッターナイフを突きつけて脅し、性的暴行を加えようとしてけがをさせた疑いで、当時21歳の男性が逮捕されたことが報じられている。報道によると、事件が起きたのは朝の時間帯だ。
なお、40年以上前には、水元公園にはバイク乗りの若者が集まっており、治安がいいとは言えなかったようだ。1984年にバイクで走っていた当時高校2年生の男子が、道路に張られていたロープに首を引っかけ死亡した未解決の事件を産経新聞が報じている。ただ、事件後はこうした若者が集うことはなくなったという。