「ahamoショック第2波」がどう波及していくか?
――今後大手4キャリアの競争はどうなるでしょうか。
担当者 最大の注目点は、今後通信業界で通信料金と通信品質で競争が見られることだと考えます。通信料金では、大手4キャリアが提供する経済圏サービスとの親和性がユーザーにとっての「お得感」を創出すると言えます。
通信品質では、楽天モバイルがプラチナバンドの割り当てを受けたことによる他社からの流入が考えられます。顧客ニーズに対する企業の取り組みや、競合との差別化を図る施策など、さまざまな方向からのアプローチ次第で業界の競争が見られるのではないでしょうか。
直近で私が気になっているニュースとして、「ahamo」が10月1日より価格据え置きで、利用可能データ容量を30GBに引き上げた「ahamoショック第2波」があります。この「ahamo」の容量改定は、顧客ニーズに寄り添う取り組みの1つだととらえられます。
同じ料金帯で同じ容量を提供するキャリア各社の差別化を狙った動きにも注目していきたいと思います。
(J-CASTニュースBiz編集部 福田和郎)