プラチナブランド割り当てが、楽天に大きく恩恵
J-CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったMMD研究所の担当者の話を聞いた。
――調査の最大のトピックスは、大手4社のシェアの中で楽天モバイルのシェアが急上昇したことです。やはり今年(24年)6月、格段にスマホがつながりやすくなる電波のプラチナバンドを割り当てられたことが大きいでしょうか。
担当者 プラチナバンド割り当てにより、消費者の「楽天モバイルはつながりにくい」というマイナスイメージが払拭されつつあるように感じられます。
そのほかにも、これまでに開始されていた新たな割引施策の「最強青春プログラム」「最強こどもプログラム」に加え、9月13日からは「最強シニアプログラム」が始まりました。シニア層にもターゲットを広げています。これにより、さまざまな年代に利用してもらう体制が整えられたとも考えられます。
――シェアトップ3の「docomo」「au」「SoftBank」が、総合満足度ではワースト3になっていますね。これは、どういうことなのでしょうか。
担当者 総合満足度の算出方法として、アンケート時に「料金」「サービス」「通信品質」「顧客サポート」の比重を聞いており、それに沿って点数を算出しています。その際に毎回「料金」の比率が一番高く、料金を評価した場合「docomo」「au」「SoftBank」はほかと比べて高いため、ワースト3となっています。