「センターになりたい」言い続けて10年超...悲願かなえたSKE48・熊崎晴香 17年目迎えるグループを展望

14年2月の昇格前から「センターに立ちたいんです!」

荒井優希さん
荒井優希さん

―― 確かに「ハルカ伸るか!反るか!」(東京スポーツ)の連載など、多彩に活躍されていますね。少しグループのセンターの歴史を紐解いてみたいと思います。SKE48のシングルでは「Stand by you」(18年発売)まで、大半の楽曲で松井珠理奈さん(27=21年卒業)がセンターです。いわば「珠理奈さん時代」が相当長く続き、その後は「FRUSTRATION」(19年)で古畑奈和さん(28=22年卒業)、「ソーユートコあるよね?」(20年)で須田亜香里さん(32=22年卒業)、といったように、様々な人が担当しました。熊崎さんはいつ頃から「私もそのうちセンターを」と思っていましたか。

熊崎: 松井珠理奈さんの頃からずっと言わせていただいていました。それこそ珠理奈さん本人にもずっと「センターに立ちたいんです!」と話していて、「その根性いいね!」と言っていただいていました。ですが、最初発言するのは緊張しました。まだ研究生の時代だったので(編注:14年2月に研究生から正規メンバーに昇格)、何も結果を残せてない自分がセンターになりたいなんて、今考えると、よくあの時言ってたよな、と思うのですが......。ですが、それを言ったことをきっかけに頑張ってこられたと思うので、後悔はないというか、「昔の自分、よくあの時言ってくれた」とも思います。ファンの皆さんも一緒に背中を押して、これまで頑張ってきてくださったのだと思うと、すごく嬉しいです。かれこれ10年ぐらいずっと「センターになりたい」と言っていたので、諦めなくてよかったって思います。

―― 過去のセンター経験者とは、どんな話をしましたか。例えば林美澪さん(15=24年8月卒業)や末永桜花さん(22)は、加入年次では熊崎さんの後輩ですが、センターとしては「先輩」です。

熊崎: 美澪は、ご飯に行った時とかに「(センターに)立ってほしい」とずっと言ってくれていたので、すごく喜んでくれました。それを言わせてしまっているのは少し心苦しいとも思っていましたが、言ってくれる美澪からは、すごくパワーをもらえていました。おーちゃんも、センターが決まってすぐ連絡をくれました。「めっちゃ嬉しいです」「頑張ってください。楽しみです」っていう言葉をもらえて嬉しかったですし、頑張れると思いました。
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