高知署などが過去の事案で警告したが、今回との関連は不明
「子供が被害に遭うところでしたので、いち早く防犯情報を流しました。男子児童は、下級生を守った勇気ある行動であり、とてもありがたいと思っています。学校でも、注意喚起してほしいと思っています」
必要があれば、男子児童の表彰なども担当課で検討するのではないかとした。
女子児童を連れ去ろうとした男については、防犯カメラの映像なども確認するとしたが、捜査状況については答えられないとしている。
近くの小学校の校長は10月10日、取材に対し、次のように話した。
「保護者から警察に被害状況を届けており、警察が保護者から聞き取りをして防犯情報を出していると聞いています。学校でももちろん、注意を呼びかけています」
女子児童は1人で登校していたが、高知市教委の学校教育課によると、集団登下校は学校それぞれで判断しているという。前出の小学校長は、交通安全のため地域の人たちが交差点で見守りをしていることなどから、集団登下校はしていないとした。
ヤフーのアプリなどで配信された防犯通知を見ると、9月に入ってから、高知市内では、不審な男らが女子児童などに露出行為をしたり、触ったりするなどの事案がいくつかあった。
10月10日には、4月や8月に女子児童に声をかけたりつきまとったりしていた事案について、高知署などが男を特定して警告していた。通知では、「不審者事案の解決」とされていたが、今回の声かけとの関連については不明だ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)