高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 非公認続々...石破茂首相が「旧安倍派潰し」で臨む衆院選、自公「過半数割れ」も視野

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

岸田氏が再登板見越して仕掛けた「岸波」政権?

   石破政権で逃げた保守自民党支持層は、今回の措置で戻ってこないだろう。結果として、自公で十分な得票が得られず、石破首相に結果責任がブーメランのように刺さるだろう。

   石破政権の後を狙うのは、高市早苗氏の他、岸田文雄氏もいる。今回、石破政権誕生の最大の立役者は高市だけはダメと言った岸田氏だ。その意味で、筆者は石破政権を「岸破」政権と呼んでいる。岸田氏の石破首相への支持は短命を見込み、旧安倍派を切った上で次は自分の再登板も織り込んでいたとしか思えない。しかし、これは策に溺れており安定政権にはなり得ない。

++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。
1 2
姉妹サイト