「再雇用してもらえて良かったね」
実はこの「コアラパン」を製造しているのは、かにの形をしたロングセラーパン「かにぱん」で知られる三立製菓(静岡県浜松市)だ。
公式ホームページの「三立ぱんの歴史」によると、「ウサギやコアラ、パンダ、ボーリングのピンなど、いろいろなカタチのパンを作って販売していました」という。この時に使われていた型が、時を経て再利用されているようだ。
オーストラリアから日本に初めてコアラがやってきたのは、84年10月のことだという。多摩動物公園・東山動植物園・平川動物公園の3園に贈られ、「コアラ・ブーム」を巻き起こした。コアラパンの型も、当時制作された可能性がある。
コアラパンの隠れた歴史に、「再雇用してもらえて良かったね」「コアラパンにそんな過去が...」など、驚く声が寄せられている。