「イトーヨーカドー」の名は消えるのか 大量閉店のさなか投資ファンドへ売却報道

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「スーパー日本一」ダイエーの今

   仮にイトーヨーカドーが売却された場合、店舗はどうなるだろうか。

   かつて、スーパーとして日本一の売上高を達成したこともあるダイエー。プロ野球チーム「福岡ダイエーホークス」を経営した時代もある。だが1990年代後半からの経営悪化により、球団は2004年にソフトバンクへ売却。ダイエー本体も13年にイオンの連結子会社、15年には完全子会社となった。

   「ダイエー」名義の店は、2024年6月時点で205店舗が営業している。その名が、完全に消滅したわけではない。だが親会社のイオンは、1万7887店舗。かつてしのぎを削ったダイエーとイオンだが、現在の存在感は、もはや比較にならない。

   イトーヨーカドーの場合、売却先は同業他社ではなく、投資ファンドとされている。たとえ100年以上の歴史を持つ「ヨーカドー」の名前でも、「改名が必要」と判断されれば、ドライな対応をされる可能性はあるだろう。

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