中学生の3人に2人、SNSでつながり広げる...実際に会った子も1割 落し穴は?親ができることは?

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子どもの交友関係にとって、SNSが欠かせない存在に

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったモバイル社会研究所の水野一成さん(子ども・シニア・防災調査担当)に話を聞いた。

――中学生がSNSを通じて、人とのつながりを深めていることがわかる調査です。【図表2】の「どのようなことがあったか」の回答ですが、「よりつながりが深まった(仲良くなった)」が一番多く、次に「(進級等でも)関係が切れにくくなった」「さまざまな人と関わるようになった」が続きます。
ズバリ聞きますが、こうした回答結果は一見、子どもの交友の世界が広がり、非常に好ましい風に思えますが、親としては安心していいのでしょうか。

水野一成さん 親の心配・安心に関係することは言及できません。しかしこの結果から、子どもたちの交友関係にとって、SNSが欠かせない存在になっていることを認識することが大切ではないでしょうか。

――しかし、【図表2】では女子のほうが男子より「実際に会い、友人・知人になった」という割合が2倍近く高いことが気になります。

水野一成さん 今回の調査は「実際に会い、友人・知人になった」と聞いていますので、友人・知人にならなくても、SNSを通じて会った経験がある子は最も多いと思われます。
交友関係を広げる意味ではプラスの一面もあると思いますが、やはりSNSに関連する犯罪が増加傾向にあることを見ても、マイナス面もしっかり見なくてはいけません。

――たとえば、どう見ればよいのでしょうか。

水野一成さん まず、これだけ多くの子がSNSを通じて、交友関係を広げている実態を知ってほしいと思います。
家庭ではなかなか話し合うことが難しい年ごろかもしれませんが、「利用実態を聞く」「SNSの危険性を伝える」「親子スマホ利用ルールを見直す」ことが大切です。また、フィルタリングなどの「ペアレンタル・コントロールを見直す」といったことも合わせて検討してほしいです。
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