20代転職者4人に1人「勤続1年未満」で退社 「早い離職ほど自分のキャリアにプラス」の理由/マイナビ・宮本祥太さん

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転職するなら「現在」でなく、5年後・10年後の「将来」を見よう

――最後に、転職を志す人にアドバイスをお願いします。

宮本祥太さん 転職は、給与や労働条件など「現在」のキャリア課題を解決することを目的とする人が多く、それ自体は大切なことです。

しかし、転職した直後の働き方や処遇だけでなく、5年後、10年後の中長期的な視点で「将来」のキャリアをとらえ、積み上げていくことが重要です。

自分が将来どのよう仕事や役割を担いたいのか、また、将来どのような生活を送りたいのか。それによってキャリアの方向性も変化します。

これから転職を志す方々には、現在の時点だけでなく、これまでのキャリアの過去を振り返り、ずっと先の未来を見つめる作業をしていただきたい。そして、持続的なキャリアを実現していただければと思っています。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)


【プロフィール】
宮本 祥太(みやもと・しょうた)
マイナビ キャリアリサーチラボ研究員

中途領域など担当。新聞記者を経てマイナビに中途入社。『マイナビ転職』の制作ディレクターとして300社以上の中途採用支援に携わる傍ら、キャリアコンサルタントとして若年層を中心に100名以上の転職相談に対応。
関心のあるテーマは求職者・企業双方の視点から見たジョブマッチング。国家資格キャリアコンサルタント。

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