ライブ・CD発売中止の「ツユ」、逮捕のギターは不起訴&釈放 「当時の精神状態では心中しか考えられず」

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   男女3人組音楽ユニット「ツユ」の公式Xアカウントが2024年10月2日に書面を公開し、5月31日に殺人未遂容疑で逮捕されたギター・コンポーザーの「ぷす」こと矢野麻也さんの活動休止期間中の詳細を明かした。

  • 「ツユ」公式の公式アカウント。プロフィールには「BAD END.」とある
    「ツユ」公式の公式アカウント。プロフィールには「BAD END.」とある
  • 「ぷす」こと矢野麻也さんの声明。事件の様子を説明している
    「ぷす」こと矢野麻也さんの声明。事件の様子を説明している
  • 「ツユ」公式の公式アカウント。プロフィールには「BAD END.」とある
  • 「ぷす」こと矢野麻也さんの声明。事件の様子を説明している

10月1日には黒塗りの画像とともに「Next New Song...」のコメント

   各社報道によると、矢野さんは31日、東京・中野区のマンションで交際相手だった10代の女性を包丁で刺し、殺人未遂の疑いで逮捕された。

   矢野さんはバンドのすべての楽曲の作詞作曲も手掛けてきた。

   逮捕を受け、6月に行われる予定だったライブ2公演とCDが発売中止されたほか、すべての楽曲がKONAMIの音楽ゲーム各種から削除されるなど、バンド活動に大きな影響が起きた。

   ツユの公式Xは7月6日、作品の発売停止などに関するメンバーのお知らせをリポスト(拡散)したことを最後に更新が止まっていた。

   約2か月半ぶりとなる10月1日には黒塗りの画像とともに「Next New Song...」とのコメントが投稿され、動向に注目が集まっていた。

   2日夜に公開された書面では、謝罪とともに「現在は、8月30日付で「殺人未遂』被疑事件について不起訴処分となり、釈放されています」と報告。

   その上で、「逮捕後、留置場での拘留だけでなく、2ヶ月(+α)の鑑定留置入院(精神病院への強制入院)されていたので釈放された頃には既に3ヶ月が経過しており、事件の事も殆ど風化していた為 半ば強制的な方法で再度ツユを話題に上げてしまい誠に申し訳ありません」と経過を説明した。

事件当時の精神状態は「鑑定の結果『心神喪失』」

   事件については「当事者以外に第三者も関わっており、そこでの出来事がきっかけで経験した事の無い体調不良(特発性ジストニア、急性一過性精神病性障害)を発症してしまい自発的に通院しても全く収まらず(1日の中で波がある)極度の幻聴・被害妄想によって一番身近に居た交際相手に、私に対して何かしらの攻撃を仕掛けて来た(体調不良の根本原因等)と思い込んでしまい執拗に問い詰めた結果、求めていた回答が得られない中で当時の精神状態では心中しか考えられず当該事件に発展しました」と説明した。

   不起訴処分の理由については、「第三者が直接関与している状況証拠や、それによって事件当時の精神状態が鑑定の結果『心神喪失』であった事、交際相手本人の裁判拒否申し立て等によって検察・精神科院長、両名の判断で不起訴処分となりました」としている。

被害者女性「今後一緒にいたいと思ってくれたらめちゃくちゃうれしいし......」

   被害者となった女性については、「交際相手は無事で、現在も一緒に住んでいますし諸々の責任を取る所存です」としている。

   一方、バンドについては「近しい関係者からは被疑事件の初期段階で既に絶縁表明されており、一部は民事裁判にも発展しそうな状況で有る為、壊滅状態である事には変わりません」。

   その上で、「私個人としては、残りの人生を持て余していても仕方がないので趣味で音楽活動は続けます。逮捕前にツユ名義で作っていた楽曲も実際に存在しています」としている。

   ぷすさんのアカウントでは9月30日、被害者の女性から送られたとみられる手紙の写真も公開。ツユ公式アカウントでも同投稿をリポストしている。

   「矢野麻也様へ」として、「今後一緒にいたいと思ってくれたらめちゃくちゃうれしいし、いつになるかは分からないけどまた一緒にいれることを願ってます」「あちゃや(麻也さんのあだ名)が『一緒にいたくない』って言わない限りは、そばにいて支えてあげたいって思ってるよ」などと伝えたものだった。

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