総裁選惜敗、役職固辞の高市早苗氏はどこへ 「新党結成」もトレンド入り、識者が読み解く現実味

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「ついていく人がいないので、新党結成はほぼない」

   高市氏が幹事長を望んでいたとの一部報道については、周囲が言い出したために高市氏の発言として広がった可能性があるとして、こう指摘した。

「たとえ高市さんが望んでいたとしても、党の仕切りを勝手にやらせてもらうというのは、石破さんはさせたくないでしょう。石破さんとしては、高市さんに寝首を狙われないように、安全なところに置いて手伝うようにしてもらいたかったと思います」

   高市氏が新党を結成することについては、ほぼないとの見方を示した。

「総裁選で五分五分の戦いをしましたので、大げさに言う人がいるのだと思います。しかし、国会議員の4、5回生ともなれば、権力もお金もないところについていく人はいないと思います。もし自民党を出て行ったら、ジリ貧になると考えるでしょうね」

   今後、高市氏が自民党の総裁に選ばれる可能性については、こう述べた。

「もし石破さんの支持率が低くなると、来夏の参院選で負けるなどして退陣する可能性はあります。自民党は一枚岩ではありませんので、入閣などしなかったことによって、高市さんにも、チャンスはあると思います」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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