活況を呈するミドルシニアの「転職」 「なりたい自分」に近づくため必要なことは/リクルートエージェント キャリアドバイザー・大石真弓さん

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「何かが足りない」と思ったときが相談のタイミング

――実に心強い存在ですね。転職への気持ちがまだ決まらないうちから、相談できるのでしょうか。

大石真弓さん もちろんです。「何かが足りない」「もっと何かある」と思ったときが、ご相談いただく絶好のタイミングです。実は転職を決意して相談する方のほうが稀で、「何となくモヤモヤしていたので申し込みました」という方ばかりです。

――それは意外ですね。

大石真弓さん 利用の流れとしては、まずネットからご登録いただき、サービス内容や求人情報を電話やメールでお伝えした後、キャリアドバイザーとの面談を行ないます。
面談までに何か考えておくことはありませんし、転職を決めておく必要もありません。面談時にも、「転職するかしないかは、最後にお客様ご自身の意思で決めていただくので、今は何も決めないでください」とお伝えしています。

――最後に、モヤモヤしながらも前に踏み出せないでいるミドルシニアへのアドバイスをお願いします。

大石真弓さん 転職活動と聞くと、まず会社を辞めることが頭に浮かび、ネガティブなイメージを持つ方が多いと思います。
でも、転職活動はネガティブな行為ではありません。
モヤモヤしている自分を見つめ直し、こうなりたいという正直な気持ちや、成長したいというこの欲求をどうやって満たすか――。それを探す作業が転職活動だと思います。
活動中にさまざまな企業と接点を持つことで、今の会社に対して新たな見方が生まれ、会社に残る選択もあり得るでしょう。逆に、「なりたい自分」がもっとほかにあると気づけば、転職を決意できます。新しい扉を開くことができます。
どちらにしても大きな前進です。
何もせずにモヤモヤしたまま、あと10年、20年を我慢して過ごすのは、実にもったいない。 転職は、「今の会社を辞めること」が目的ではなく、「なりたい自分に近づく」ための一歩だと考え、前向きにとらえていただければと思います。
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