人的補償の必要がない「お買い得」選手は争奪戦に
たしかに、人的補償の必要がない実力者は、他球団から見れば「お買い得」だ。
たとえば、昨年、オリックスで自己最多の11勝をマークし、リーグ3連覇に貢献した山崎福也(日本ハム)はオリックスから慰留を受けたほか、ソフトバンク、日本ハム、巨人、ヤクルト、DeNAが獲得レースに参戦。日本ハムが6球団の争奪戦を制した。
移籍1年目の今季は23試合登板で10勝5敗、防御率3.09の好成績をマーク。2年連続最下位から2位に躍進して、CS進出したチームの大黒柱として活躍している。
FA権を取得した阪神の選手たちは、野球人生の岐路でどのような決断を下すか。(中町顕吾)