「石破茂総裁」誕生で気になる高市早苗氏のこれから 閣僚・党役員は断り距離を取るか

敗戦後、党幹事長に就いた

   過去、自民党総裁選を争って敗れた人は、直後どのような処遇を受けたのか。

   前回は2021年9月。4人が立候補し、決選投票で岸田文雄氏が河野太郎氏を破った。河野氏は第1次岸田内閣では入閣せず、党広報本部長の起用となった。

   その前の2020年9月は、当時の安倍晋三総裁の辞任表明に伴い菅氏、岸田氏、石破氏の三つ巴の戦いだった。結果は1回目の投票で菅氏が圧勝。岸田氏と石破氏は共に党役員・閣僚の起用はなく「無役」となった。

   2012年9月、18年は共に安倍氏と石破氏が争った。12年は決選投票で、18年は1回目投票で、共に石破氏が敗北。このうち12年は総裁選後、党幹事長という要職に就いている。

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