「女が作曲家で悪いのか!」 与謝野晶子、金子みすゞの詩で作曲を続ける吉岡しげ美、怒りの原点

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「枕草子」も作曲

   どうしても、メッセージ性の強い詩を選ぶ傾向にある。自分の伝えたいメッセージを歌っている。ただし、原文そのまま、詩の文言は絶対に変えない。万葉集は4年かけて読み解いたという。

   「恋」「片思い」「相聞歌」などにまとめた。「枕草子」は大病して時の流れを想っていた時に浮かんだ作品で、あっという間に作曲できたという。

   心のバランスが崩れた時にこれらの詩によって救われたと思っている。古典は昔のものではなく、時代を超えて年齢不詳の自分がその世界に入っている気がするという。

   2024年10月26日には「天空のデュエット」と題した弾き語りコンサートを東京・有楽町マリオン別館のホールで開く。与謝野晶子が「君死にたまふことなかれ」を発表して120年、「金子みすゞ全集」が出版されたから40年。まさに、時空を超えている。

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