衣料品チェーン大手「しまむら」が運営するベビー・子ども服専門店「バースデイ」で販売されたディズニーコラボの子ども服が、2024年9月25日の発売後すぐに完売続出となった。しかし、フリマサイトでは定価以上で販売されており、SNSで問題になっている。
しまむらは転売について把握しているとしつつも、「初めて販売する商品においては、販売数の予測が難しく、結果的にお客様にお届けできないことがあります」と説明。要望が多い再販の予定については「回答は差し控えさせていただきます」とした。
販売当日に売り切れ続出
注目を集めているのは、「白雪姫」「美女と野獣」などのプリンス・プリンセスをモチーフにしたワンピースやブルマスーツ、プルオーバー+ボトムスセットだ。同社の新生児向けブランド「Cottoli(コトリ)」が提供する。
デザインのかわいらしさはもちろん、プリンスになりきることができる男児向けの服が珍しいとして、SNSで大きな話題となった。25日に一部を除く各店舗とオンラインで販売開始したが、オンラインでは同日夜には売り切れが続出した。
一方、フリマサイト「メルカリ」や「Yahoo!フリマ」では、これらの商品が転売されている。定価はワンピースとブルマスーツが3069円、プルオーバー+ボトムスセットが3619円だが、フリマサイトを確認すると4200円程度から6000円台で販売されている。
これにXではいわゆる「転売ヤー」に対して批判の声が寄せられると同時に、再販や受注生産を求める声も寄せられた。
「初めて販売する商品においては、販売数の予測が難しく」
しまむら企画室の担当者は、「バースデイ」商品が転売されていることは「理解しております」とし、対策として「お客様のお求めが多いと予測した商品は、通常よりも商品を増やして、より多くのお客様にお届けできるよう努めております」という。
しかし、「初めて販売する商品においては、販売数の予測が難しく、結果的にお客様にお届けできないことがあります」と説明。今回のディズニーコラボ商品については、「想定以上の反響をいただいています」と明かした。
再販の予定については「商品の販売予定については、個別ではお答えしておりませんので今回も回答は差し控えさせていただきます」とした。