「装置が故障したか、経年劣化したかが原因ではないか」
この酒自販機について、東海汽船の広報担当者は9月26日、J-CASTニュースの取材に対し、「装置の感度や精度を調べようと、別のICカードで試すと、年齢確認を通ってしまいました」と事実関係を認めた。
客船の橘丸が14年に建造されたとき、同社が自販機に年齢確認装置を後付けで取り付けたという。ただ、装置のメーカーは、この分野からすでに撤退しており、問い合わせできない状態だ。
そこで、同社では、別のメーカーに年齢確認装置の見積もりを依頼し、このメーカーに原因について調べてもらうことにした。
「もともとは、免許証以外では通らないはずだったと思います。ゲームセンターのカードでは、本来は通ることはありません。装置が故障したか、経年劣化したかが原因ではないかと考えており、修理して使えるか、新しい装置に替えるか今後検討していきます」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)