高齢者の災害情報入手、若い人より備え上手 弱点「スマホ」活用を補うにはどうしたら?

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地域密着の情報が得意なのは、シニアの長所

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめたモバイル社会研究所の水野一成さん(防災・シニア・子ども調査担当)に話を聞いた。

――じつは私も74歳です。【図表1】の結果をみると、テレビに偏っている印象を受けます。私も災害情報はまずテレビの速報に頼っていますが、停電になった場合や、自分の地域周辺の情報を考えると心もとないです。災害担当者としてズバリ、今回の高齢者の調査結果をどう評価しますか。

水野一成さん 【図表3】の若中年層と比較しても、よりいくつかの方法で災害情報を得ていることは、その情報が停電などで使えなくなった時など、有効だと思います。

「メディア」「ICT」「公的、人伝」はそれぞれ、迅速性や正確性、また地域に密着した情報など、得意な事項があり、それらを上手く組み合わせて利用していくことが重要と思います。シニアは「ICT」と「メディア」と「公的・人伝」を合わせた比率が最も高い点は長所といえるのではないでしょうか。
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