12月から始まる「マイナ保険証」 働く主婦45%が反対...セキュリティーに不安、子ども1枚ずつが面倒

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

デジタル庁のウェブサイトを見て、情報収集をしては

――運転免許証とマイナンバーカードを一体化させる「マイナ免許証」の運用も来年(2025年)3月に始まる見通しです。マイナンバーカード1本化は避けられない動きですが、川上さんは、ズバリ、どう進めるべきだと考えていますか。

川上敬太郎さん マイナンバーカードの活用範囲として広げてほしいことを聞くと、「運転免許証として利用」と回答した人は16.7%だけでした。一方で最も多かったのは「広げてほしいものはない」で34.5%。マイナンバーカードの活用自体に消極的な人が多い様子がうかがえます。

すでに国として推進している施策ですし、さまざまな情報が1つのカードに紐づけば便利であることは間違いありません。しかし、不安を感じている人が多い状況を踏まえると、国民の理解を得る取り組みにもっと注力する必要があるのではないでしょうか。

――今回の調査で、特に強調しておきたいことがありますか。

川上敬太郎さん もしマイナンバーカードを紛失した場合は、一時利用停止を24時間365日フリーダイヤル「0120-95-0178」で受け付けている旨がデジタル庁ウェブサイトのQ&Aに記されています。しかし、これらの情報を把握していない方もたくさんいらっしゃると思います。

マイナ保険証に反対の声が圧倒的に多いものの、「どちらともいえない」という回答も4割を超えました。実情がよくわからないもどかしさがあると思いますが、日々の生活に関わるだけに、一度デジタル庁のウェブサイトなどをのぞいて情報収集をしていただければと思います。

デジタル庁:マイナンバーカードの健康保険証利用

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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