お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さんが2024年9月23日に公式YouTubeチャンネルを更新し、人気お笑いコンビ「レインボー」など複数コンビのコント盗作疑惑のあるYouTubeチャンネル「オンナのソノ」に激怒した。
ストーリーやセリフは「一致している事実はない」
「オンナのソノ」は、チャンネル登録者数18万人超のYouTubeチャンネル。チャンネル概要欄では「共感せずにはいられない、誰かの体験談を漫画化した漫画動画チャンネルです」とし、「※オンナのソノの漫画はオリジナルコンテンツです。コンテンツを許可なく転載、複製する事、ストーリーを流用することは著作権法で禁止されております」との注釈も記載されている。また、23年12月には『オンナのソノ 理想と現実、マウント、勘違い...欲にまみれた社会で生きるオンナたちの末路』(KADOKAWA)という書籍も出版された。
しかし、24年9月16日に「レインボー」のジャンボたかおさんがXで、「オンナのソノ」とレインボーの動画タイトルを比較した画像とともに、「俺らのコント何本もパクリにパクってるけど、許されるのか?!」と訴えた。これを受け、お笑いコンビ「エレガント人生」の山井祥子さんも「私たちの動画と全く同じタイトルのものもあるみたいです。率直に言って、すごくイヤな気持ちです」と反応した。なお、ジャンボさんと山井さんがタイトルの酷似を指摘した動画は、17日までに削除されたとみられる。
「オンナのソノ」は20日、YouTubeのコミュニティページに「動画コンテンツを盗作・剽窃した疑惑がある旨のご指摘を多数いただいております」とし、「関係者の方々を含め様々な方にご迷惑をおかけしていることを、まずは深くお詫び申し上げます」と謝罪した。しかし、当該動画についてタイトルが一致していること、参考資料として用いたことは認めながらも、「なお、本件動画内のストーリーやセリフ自体について、本件投稿者の動画コンテンツと一致している事実はございませんでした」と、セリフやストーリーの盗用を否定するような主張をした。さらに書籍に関しては「現時点において盗作・剽窃の疑いがあるものは確認されておりません」とも説明している。