娘から「縮毛矯正したい」...そうプレゼンされた親の判断は? Xで議論に「どこまで子の希望に添うか」

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   子どもの時に「まわりと違うこと」が原因で恥ずかしい思いや肩身の狭い思いをしたけれど、親にそれを理解してもらえなくてもどかしかった。誰にでも一度は、そんな経験があるのではないでしょうか。

   X(Twitter)では、子どもの頃に親から希望を叶えてもらえず苦労した話や、親の視点で子どもの希望にどこまで答えればいいか悩む話などがよく拡散されます。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「子どもの希望に対する親の判断」について掘り下げます。

  • 子どもにはいろんな希望がいっぱい
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まわりが書道セットを使う中、親からガチ書道用具を持たされて...

   あるXユーザーが投稿した、小学校の時に親から持たされた書道用具に困惑した、という話が注目されました。

   親御さんが美大出身だったために「家には全部あるから」と、もともとあった書道用品を持たされたそうです。その中には、「羊羹みたいに大きな墨、鬼の下駄くらい大きな硯、七宝焼の水滴」など、本格的な書道用具が入っていたそう。

   他のクラスメイトが小学生向けの書道セットを使う中で、投稿者は自分の書道用具を「恥ずかしすぎて机にしまった」と振り返っています。

小学生の時、皆が書道セットを買ってるのに親(美大出身)が「全部あるから大丈夫」と買ってもらえなくて恥ずかしい思いをした話→ 「わしゃ王羲之かい!」 - Togetter

   こちらの投稿に対して

「わかります。普通の書道セットに憧れてるのに、那智黒の硯と文鎮を使え、と出された日には...」
「小学生の彫刻刀を買うタイミングで、父が『全部あるよ?』と何種類もの彫刻刀を持たされたことがあった」

といった、似たような体験談が数多く寄せられました。

   また「高校生くらいだとカッコいいけど、小学生だと恥ずかしいよな」と、当時の投稿者の気持ちに理解を示す声も。

   大人からすれば「同じ機能を果たすならどの道具でもいいではないか」と思っても、子どもにとっては「他のみんなと違うこと自体が気まずい」と感じるケースが少なくないことを示す例です。

息子がピンクのランドセルを欲しがったら、どうすれば?

   親御さんの視点で、子どもの希望にどこまで応じるか葛藤するケースもあります。

   あるXユーザーが「男の子でピンク色のランドセルを希望した、または現在(息子が)背負っています、ってママさんいますか?」と投稿しました。

   投稿者は息子さんからピンクのランドセルを所望されたものの、どう対応したらよいか迷い、Xで意見を求めた流れです。

男の子に「ピンク色のランドセルが欲しい」と言われた場合、どうする?→さまざまな経験談や考え方が集まる - Togetter

   同じような状況にある親御さんからは

「正直、6年間ピンクのままでいてくれるのか不安で、いいよとはなかなか言えない」
「いやピンクでもいいんだ。ただ5~6年生でガタイいい男の子がピンク...似合う?って思ったり、飽きられたらと思うと」

といった葛藤の声が。

   ランドセルの購入にあたり、子どもの希望に添いたいという気持ちがありつつも、長く使うことを想定している品なだけに、お子さんの心境や状況の変化を考慮してためらってしまう親御さんは多いようです。

   いっぽうで「希望の色のランドセルを選ばせてもらえなかった」「子の希望に添えなかった」ことを長年後悔している、という体験談も複数出ています。

   他にも「気持ちが変わったらカバーを変えればいい」「買い替えを前提に安いものを買う」「希望のカラーがワンポイント入ったものを提案しては」とさまざまなアドバイスが寄せられました。

   最終的に、投稿者の息子さんは黒地にピンク色のラインが入ったランドセルを選ぶことに決め、本人も満足する結果に落ち着いたようです。

娘から「縮毛矯正したい」とプレゼンを受けた話が議論に

   子どもが自分の希望を親に直接訴えたという例もあります。

   あるXユーザーが、13歳の娘さんから「縮毛矯正を受けたい」とプレゼンされたという話をきっかけに、議論が巻き起こりました。

   投稿者の娘さんは生まれつき癖毛が強いそうで、「縮毛矯正について」と題したスライド形式の資料を作り、プレゼンしました。

   スライド資料は「毎朝髪のセットに2時間かかる」「周りの人から癖毛について触れられるのが精神的負担になっている」といったポイントを伝えた上で、縮毛矯正をするメリットを提示し、検討をお願いする内容で締めくくられています。

   投稿者はプレゼンを受けて(縮毛矯正の)予算を出すことを決めました。また、子どもが費用が1万円を超えるモノやコトを希望した場合、今後もプレゼンを受けてから判断することにしたそうです。

どうしても縮毛矯正したい13歳の娘さんが作ったプレゼン資料がレベル高いと話題に→親御さんを批判する声もあるけど問題はそこじゃない? - Togetter

   娘さんのプレゼン力の高さに賞賛が寄せられる一方で、「縮毛矯正くらいプレゼンしなくても親が出せばいいのに」という疑問の声も少なからず出ました。

   これに対して「子どもの希望に対して二つ返事で言わないのは悪い親、と認定するのはよくない」「縮毛矯正してないとからかわれる世の中のほうが怖い」という声もあがり、議論に発展しました。

   こうした意見に対して、投稿者は「私は子どもに対して、普通に2~3万円を越えるお金を当たり前に出しません」「お金はどうすれば産まれるのか?めちゃくちゃ苦労したからこそこそ、子供にはお金を稼ぐことの大切さを理解して欲しいと思ってます」と持論を述べています。

   Xでの「子どもの希望に対する親の判断」に関する話題を見ると、子どもからの希望に対して、親御さん側もまたさまざまな考えがあって、どう対応するかを決めていることが分かります。

   もし自分の家庭で判断に悩むことがあった場合は、Xでの過去の事例を辿ると解決のヒントが見つかるかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

小学生の時、皆が書道セットを買ってるのに親(美大出身)が「全部あるから大丈夫」と買ってもらえなくて恥ずかしい思いをした話→ 「わしゃ王羲之かい!」 - Togetter [トゥギャッター]

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