「クレヨンしんちゃん」、韓国では「四郎さん」がまさかの大人気! 火付け役の韓国企業に理由を聞いた

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   日本の国民的アニメ・「クレヨンしんちゃん」。海外でも45の国と地域で放送され、舞台の埼玉県春日部市には外国人観光客も多く訪れる。韓国でもメディア展開されているが、意外なキャラクターが人気のようだ。

   その人気の理由について、韓国でクレヨンしんちゃんのライセンス事業を展開している企業に話を聞いた。

  • アクリルキーホルダー(大元メディア提供)
    アクリルキーホルダー(大元メディア提供)
  • 半袖Tシャツ(大元メディア提供)
    半袖Tシャツ(大元メディア提供)
  • 半袖Tシャツ(大元メディア提供)
    半袖Tシャツ(大元メディア提供)
  • デビットカード(大元メディア提供)
    デビットカード(大元メディア提供)
  • フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
    フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
  • フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
    フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
  • フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
    フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
  • アクリルキーホルダー(大元メディア提供)
  • 半袖Tシャツ(大元メディア提供)
  • 半袖Tシャツ(大元メディア提供)
  • デビットカード(大元メディア提供)
  • フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
  • フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)
  • フィギュアキーホルダー(大元メディア提供)

韓国の10~30代の女性に人気......アパレルにもグッズが

   韓国で人気のキャラクターとは、野原家が一時的にアパート「またずれ荘」で暮らしていた際の隣人、「四郎」だ。3浪中の浪人生だったが、のちに大学生となる。ぽっちゃりとした体型にセンター分けの長髪、分厚い唇が特徴的だ。日本でも愛されキャラではあるものの、たくさんのユニークなキャラクターが登場するなかでは、やや地味な印象だ。

   韓国で四郎人気が高いことがSNSで話題になると、「なんで人気があるんだろう?」「まさかの四郎さんwww」といったコメントのほか、作中で四郎さんがイケメン扱いされた架空の国に触れ「韓国はモロダシ共和国だったか」といった声も上がった。

   韓国でアニメ関連事業を展開している大元(テウォン)メディアの担当者によると、韓国ではさまざま四郎グッズが展開されているという。

「アパレル、雑貨などのカテゴリで商品化が進んでおり、コンビニやArtboxなどの大手ファンシーショップにも四郎くん商品が並ぶようになりました」

   四郎グッズはTシャツやハーフパンツ、キーホルダー、ペン立てからデビットカードまで、多岐にわたっている。

   前出の担当者によると、四郎人気を支える主な層は、10~30代の女性だ。SNSでは、「四郎くんが恋人だったら?友達だったら?隣人だったら?など自分の周りにいた場合の気持ち」を投稿して楽しんでいる様子がみられるという。

教育熱が「3浪キャラ」人気を後押し

   実は、四郎人気の火付け役は大元メディアだった。

「しんのすけ以外へのキャラクターにファンの関心を広げるため、2022年ごろから意図的に弊社が四郎くんをキーワードにしてマーケティングに挑んだ経緯がございます」

   ポップストアのフォトスポットで四郎を活用したほか、商品化セールスの際にも四郎の魅力をアプローチし、少しずつ商品が増えてきたという。

   人気の理由については、「アニメで四郎くんが登場する面白いエピソードをご存じの方も多く、少々図々しいところや応援したくなる場面へ共感があるのと、ユニークな外見がマーケティング観点でバイラル(拡散)させやすい部分がございます」と説明する。

   もう一つの理由として、「韓国は非常に教育熱が高く、三浪したキャラクターへみなさん自然と応援したい気持ちになる側面もございます」とも挙げる。

韓国の「クレしん」ファンは「作品への理解力がとても高い」

   前出の担当者は、韓国のクレヨンしんちゃんのファン層について、「子どものころにクレヨンしんちゃんを観て育った女性層(10~30代)に集中している」と明かす。「作品に対して一人一人の方々がそれぞれ違った思い出を抱き、作品への理解力がとても高い」ことが特徴という。

   こうしたクレヨンしんちゃんファンが多いなか、大元メディアは「しんのすけ以外の各キャラクターの魅力を最大限多くの方に伝えらえるように日々努めております」といい、四郎人気はその好例だという。

「大好き!というわけではないけれど、どこか気になる、、友達にもシェアしたい、、のようなポジションの四郎くんですが、これからも四郎パワーで作品の魅力を伝えていければと思っております!」
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