「反対しろ!」小泉進次郎演説に怒号 「選択的夫婦別姓=愛国心」?秋葉原で展開した「奇策」

   自民党総裁選(2024年9月27日投開票)に出馬した9候補が9月19日、東京・秋葉原で街頭演説会に臨んだ。小泉進次郎元環境相(43)は「愛国心」というキーワードをからめながら選択的夫婦別姓について語った。小泉氏の演説中には怒号が飛びかう場面もあった。

  • 東京・秋葉原で行われた自民党総裁選の街頭演説会に臨んだ小泉進次郎氏(2024年9月19日撮影)
    東京・秋葉原で行われた自民党総裁選の街頭演説会に臨んだ小泉進次郎氏(2024年9月19日撮影)
  • 選択的夫婦別姓の導入を訴えた小泉進次郎氏(2024年9月19日撮影)
    選択的夫婦別姓の導入を訴えた小泉進次郎氏(2024年9月19日撮影)
  • 自民党総裁選の街頭演説では、報道陣の撮影スペースは大混雑だった(2024年9月19日撮影)
    自民党総裁選の街頭演説では、報道陣の撮影スペースは大混雑だった(2024年9月19日撮影)
  • 東京・秋葉原で行われた自民党総裁選の街頭演説会に臨んだ小泉進次郎氏(2024年9月19日撮影)
  • 選択的夫婦別姓の導入を訴えた小泉進次郎氏(2024年9月19日撮影)
  • 自民党総裁選の街頭演説では、報道陣の撮影スペースは大混雑だった(2024年9月19日撮影)

「人生の選択を増やしたいと思うのは、私は愛国心があるからです」

   今回の総裁選では、選択的夫婦別姓も争点のひとつだ。導入に対しては、賛成・反対の意見が真っ向から対立しており、SNS上でも議論が展開されている。

   小泉氏は同制度の導入を掲げており、次のように訴えた。

「次の時代に間に合うように、より自分らしい生き方ができる人生の選択肢を増やしていきたい。選択的夫婦別姓の導入を訴えています。私は今のままの同姓を続けたいという方はそのまま続けていただく選択肢を守ります。一方で少数であったとしても別姓を選びたいという選択肢を新たに設けます。これが今のまま行きたいという方の権利を本当に奪うのでしょうか」

   続けて、「私は国民の皆さんのもとで議論を進めたい。今まで日本は『愛国心』という言葉を使うといろんな意味を持ちかねないということで、『愛国心』という言葉を避けてきた印象があります。もうそこは気にする時代じゃないんじゃないでしょうか」と呼びかけた。その上で、次のように続けた。

「私がより一人ひとりの人生の選択を増やしたいと思うのは、私は愛国心があるからです。私は生まれ育った街に、地域に支えられ、そのおかげで自分が今あると思っています。家族の支えは第一だけれど地域の支えがなかったら今の私はありません。そして政治家になってから東日本大震災が起きて、福島、東北、全国の被災地を歩み続けたのは、日本の各地のことを自分の地元のように思い、日本のどこかが被災地になるということは自分の体が削がれるような、もがれるような思いを持っている愛国心の現れです」
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