「1発を打てる選手が少ないので...」
広島は強力投手陣で白星を積み重ねて優勝争いを繰り広げていたが、疲れの見えた今月はリーグワーストの月間防御率4.75。
打線がカバーしたいところだが、迫力不足が否めない。長距離砲の末包昇大は今月に14試合出場で打率.161、0本塁打、4打点と打撃不振に。野間峻祥を4番に据えるなど打線のテコ入れを図っているが、機能していない。
19日時点で、今季383得点はリーグ5位。51本塁打はリーグ最少だ。
スポーツ紙記者は
「投手陣は頑張ってきたので責められない。失速の原因は打線です。1発を打てる選手が少ないので、相手バッテリーは怖さを感じない。一気に負けが込んできて、選手たちの疲労も気になります。シーズンはあと13試合残っていますが、今のままではCS進出も危うい」
と不安を口にする。
20日から本拠地・マツダで首位の巨人を迎え撃つ。ファンの熱烈な声援を背に受け、息を吹き返せるか。(中町顕吾)