深圳男児刺殺事件、自民総裁選・秋葉原演説でもテーマに 「いい加減にしてほしい」「一体どうなってるんだ」

小泉進次郎氏「日本の警察で当たり前のことは、中国の警察は当たり前じゃない」

   高市早苗経済安保相(63)は、「本当に皆さま、今中国当局に対して、計り知れないほどの怒りを感じておられると思います。私も同じです。いい加減にしてほしい。容疑者が逮捕されてから、何の事実が、何の背景が私たちに説明されましたか。ご家族のお気持ちを思うと、かけがえのない我が子を失ったご家族のお気持ちを思うと、悔しくてなりません」と怒りを表明。その後、こう続けた。

「『反スパイ法』だって許せん。はっきり今申し上げます。拘束されている日本人を一刻も早く解放してください。そして、あの訳の分からない法律の詳細を、しっかりと国際社会に対して説明してほしい」

   林芳正官房長官(63)は、「一体どうなってるんだ、と。ご家族の思いを致しますと、2人の子を持つ親としていたたまれない。この気持ちをグーっと腹に溜めて、全身全霊で事に当たっていきたい。そのことをまずお約束させてください」と語った。

   小泉進次郎元環境相(43)は、聴衆と街頭演説の警備を行う警察に感謝を述べ、「私たち日本の警察で当たり前のことは、中国の警察は当たり前じゃないようです。1人の男の子の命が失われ、未だに説明がない」と批判。次のように述べた。

「この事件は痛ましく、悔しく、子どもの命が失われたことを真剣に受け止めて、自分の子どもが失われたような気持ちで思いを共有しているのは、私だけではなく全ての皆さんが同じ気持ちだと思います。そういった中で、中国には直ちに説明を求め、今回の事件の一体動機は何だったのか、厳正なる対処を求めたいと思います」

   上川陽子外相(71)は、一言ずつ間を開けながら、「心からお痛みを申し上げます。ご両親の皆さま、愛するお子様を失われた悲しみ、心が震える思いです。お子様の未来、そして夢や希望のある小さな幼子が命を絶たれたこと。卑劣な犯罪を断じて許すわけにはまいりません。中国に対し、事実の解明と説明をしっかり求めてまいります。子どもたちの命を守るために、安全対策を含めてしっかりと求めてまいります」と話した。

   河野太郎デジタル相(61)と小林鷹之前経済安保相(49)は、演説では今回の事件について言及しなかったが、それぞれXで追悼の言葉を述べている。

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