「田中康夫氏を思い出して!」不信任案成立でこんな意見が 斎藤元彦兵庫県知事は出直し選を選ぶのか

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出直し選でも、支持を集められる見通しは明るくないが...

   斎藤知事の問題を受けて、一部のテレビ番組が田中氏のケースを取り上げたほか、X上などでも、比較されて議論になっている。

   斎藤知事が県政の改革を続けたいと再三強調していることから、この際は、県民の信を仰ぐべきではないかといった意見が多い。

「長野県知事時代の田中康夫氏を思い出してもらいたい」
「見習って出直し選挙をやりましょう」
「解散を選べば『駄々っ子解散』等の汚名を万世まで残すだけ」

   今回の問題で県職員にアンケートを行った丸尾牧県議は、自らのXで9月18日、田中氏が不信任後に再選されたことと比較し、「県議会を解散すると、議会との関係は最悪となり、2回目の不信任決議で、失職は不可避」と指摘した。

   斎藤知事がもし解散に踏み切ったとすると、選挙費用は約16億円に上るとされている。田中氏とは違って、神戸新聞が7月に行った世論調査では、斎藤知事の支持は15.2%に留まっており、県議選が行われても再度不信任になる可能性が高く、解散は問題の先延ばしと批判されるのは必至だ。

   また、斎藤知事が辞職・失職を選んだとしても、今回は、政策より個人の資質が問われており、出直し選でどれだけ自らが掲げる改革に支持を集められるのか、見通しは必ずしも明るくない。いずれにせよ、斎藤知事は、議会の不信任で厳しい立場に立たされることになった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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