もはや「日本国籍を持つだけで安全に暮らせる広東省」ではなくなった 深圳日本人学校10歳児刺殺事件、日本政界にも衝撃

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「同じ在外邦人の子供として育った場所でのこの悲劇。心が苦しく、苦しく、痛みます」

   今回の事件をめぐっては、国会議員からの発信も相次いでいる。父親の仕事の関係で、事件が起きた深圳の隣、広州に住んでいたのが自民党の英利アルフィヤ衆院議員。中国の新疆ウイグル自治区出身の両親を持つことで知られている。

   Xのポストによると、英利氏が10歳のころから父親が中国駐在になり、「11歳から高校卒業までを現地の邦人コミュニティと共に深圳の隣、広州で過ごしました」。今回の事件について

「同じ在外邦人の子供として育った場所でのこの悲劇。心が苦しく、苦しく、痛みます」

とつづった。さらに、「政府には、在外邦人の安全確保に万全を尽くすと共に、中国側からの事件の詳細報告と併せて、日本側独自の真相究明を早急に求めます」とした上で、「日本国籍を持つだけで安全に暮らせる広東省、中国ではもう無いという事を、自身のルーツもあり10年程前から身を持って感じてきました。二度とこのようなことが起こらぬよう、できることを尽くして参ります」

とした。

   小野寺五典元防衛相は、

「背景はわかりませんが、先日の蘇州で日本人学校スクールバスが刃物を持った男に襲われた事件といい、靖国神社への侮辱行為など、中国政府による反日教育によるものが根底にあるとすれば深刻です。まずは邦人の安全策の徹底が必要です。政府に対応を要請しました」

などと対応を求めたことを明らかにした。

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